健康診断でコレステロールの値が高くなり、食生活を見直そうと思い日常的に食べているものを考えるようになりました。色々と調べた結果、朝食に使用していたマーガリンに含まれるトランス脂肪酸が悪玉(LDL)コレステロールを増加させる一因ではないかと感じたことをきっかけに、身体に良い代替品が無いか探していたところ、今回ご紹介する「発酵豆乳入りマーガリン」に巡り合いました!
注)発酵豆乳入りマーガリンは、コレステロールの値が下げるものではありません。
パンやマーガリンに含まれているトランス脂肪酸について教えてください。
回答
トランス脂肪酸を摂り過ぎた場合の健康への悪影響が注目されています。
具体的には、トランス脂肪酸を摂る量が多いと、血液中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が増えて、一方、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が減ることが報告されています。
また、日常的な食生活でトランス脂肪酸を多く摂り過ぎている場合には、少ない場合と比較して心臓病のリスクを高めることが示されています。脂質の摂取量が多く、それによる生活習慣病が社会問題となっている国では、加工食品に飽和脂肪酸やトランス脂肪酸などの含有量の表示の義務づけや食用油脂に含まれるトランス脂肪酸の上限値の設定をしているところがあります。
トランス脂肪酸は天然にできるものと加工や精製によりできるものがあり、脂質に水素を添加することにより製造されるマーガリンやファットスプレッド、ショートニングなどや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などにトランス脂肪酸が含まれています。
日常生活で摂り過ぎた場合には生活習慣病になる可能性が高くなりますが、トランス脂肪酸という食品中の一成分だけに着目するのではなく、バランスよい食事をすることが大事です。
農林水産省HPより引用
発酵豆乳入りマーガリンの5つのこだわり
国産大豆を使用した動物性原料不使用・純植物性のマーガリンです。
①植物由来の乳酸菌で発酵させた国産大豆の豆乳を使用
②乳製品不使用(但し、同じ製造設備で卵・乳成分を含む製品を生産しています。)
③高オレイン酸タイプのべに花油を使用
④RSPO認証のパーム油を使用
⑤分別生産流通管理を行った大豆を使用
※RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil)とは
世界的に信頼される認証基準の策定と、ステークホルダー(利害関係者)の参加を通じ、持続可能なパーム油の生産と利用を促進することを目的としています。
通常のマーガリンと比較した印象
通常のマーガリンと比較して、見た目の色は少し「白い」印象です。
実際にトーストした食パンに塗った感触は、通常マーガリンよりも「柔らかく」「溶けやすい」感じでした。
豆乳を使用したマーガリンのため、食べる前は豆乳特有の青臭さがあると思っていましたが、実際に食べてみると(個人的)青臭さを全く感じませんでした。逆に、バターのようなコクがあるように感じられました。
更に、乳製品不使用ということもあり口当たりもよく、あっさりとした軽い仕上がりになっている印象を強く受けました。
トランス脂肪酸が少なく身体にやさしい
トランス脂肪酸は前述の通り、悪玉(LDL)コレステロールを増加させ、善玉(HDL)コレステロールを減少させるといわれています。
今回の「発酵豆乳入りマーガリン」のトランス脂肪酸は、約0.03g(10g中)と非常に低くなっています。(一般的なマーガリンの約3分の1)
また、豆乳には「たんぱく質」や「ビタミンB群」「ビタミンE」「不足しがちなミネラル」など、様々な栄養成分が含まれています。
更に、植物性原料だけで作られているため、コレステロールがゼロとなっています。
乳製品不使用でアレルギーの方でも安心
同じ工場で乳製品を使用したマーガリンも製造していますが、「発酵豆乳入りマーガリン」の原材料には乳製品の使用していません。
乳製品にアレルギーをお持ちの方でも食べることができます。
これまでアレルギーがあるため洋食や洋菓子を避ける必要があった方もバターやマーガリンの代わりに「発酵豆乳入りマーガリン」を使用することで、食の選択枝を広げることが出来ると思います。
「発酵豆乳入りマーガリン」を使用したレシピは創健社の公式ホームページに掲載されています。
注)食物アレルギーは個人により異なるため全ての方が対象ではありませんのでご注意下さい。